2022/02/12 15:31
先回は、スマホでの明るさ調節を書きました。
では、カメラの場合その機能は何処にある?を書いてみます。

写真は私の使っているミラーレスカメラの例です。
この機種では、機械式カメラ風に、操作ダイヤルが多めにあるのが特徴です。写真に写っている、0、+1、+2、-1、-2、……というのが、明るさ調節ダイヤルです。
一般的には「露出補正」と呼ばれます。お手持ちのカメラの説明書で、露出補正をする、等の項目で、ご自身のカメラの同じ機能を探しましょう。
プラス補正(+1、+2.…)とは
カメラが自動設定した明るさより、明るめに撮る方向に調節することを言います。
下の写真は、このカメラで撮影した、一面雪景色の写真です。このような場合、カメラは雪のためにまるで逆光のようになり、暗い写真になってしまいます。
この写真では、プラス1と1/3(+1のメモリからさらに小さい目盛り一つ分回した)補正しました。

マイナス補正(-1、-2、…)とは
カメラが自動設定した明るさより、暗めに撮る方向に調節することを言います。
下の写真は、新幹線の車内から富士山を撮影した写真です。実は自動では、下半分の道路の明るさがちょうど良くなって、富士山の雪が白トビしてしまいました。
この写真では、マイナス2/3(小さい目盛り二つ分)補正しました。マイナス補正の事例としては意外に思われるかもしれませんが、マイナス補正によって白トビせず、メインで撮りたいものをしっかりと写せることがあります。
他にも、濃い赤煉瓦の建物や、黒い蒸気機関車など、折角の重厚な色が飛んでしまいがちな場合に活用できます。

(カメラよもやま話)
自動露出の明るさは、カメラによってかなり違うことを経験的に学びました。
メーカー、機種ごとの味付けの違いもありますが
・初級向けとされるカメラ=逆光で暗いような失敗写真防止のため、明るめの露出になる傾向
・ハイアマチュア、プロ向けとされるカメラ=逆光は暗く、暗いシーンでは明るく振れる、過度な制御のない傾向←つまり撮影者が適切に調節する前提
になっていることが多いように感じます。
自分のカメラの「クセ」を理解し、咄嗟のシーンにも、うまく付き合っていけるようにしたいですね♪
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2022.2.12