2022/04/03 13:09

サクラの季節ですね

この週末、お花見をされた方も多いのではないでしょうか?

サクラの見頃は短いもので、雨風ですぐに散ってしまいがちですが、あと1週間くらいは見頃が続くことでしょう。

さて、サクラの写真ってなかなか難しくないですか?自動で撮ると、色がくすんでしまったり、カメラ側で明るさを調節すると真っ白に「白飛び」してしまったり。

サクラのピンクって案外眩しいくらい「輝いて」いるので、基本は「自動より明るく補正する」です。

写真は、青空を背景にサクラの木を大きく取り入れた構図で、スマホでなくカメラで撮ったので、+2/3〜+1くらいの露出補正をしています。(スマホでの明るさ調節は、以前のブログ記事をご参考に!)

撮影後の明るさ調節でも、白飛びしたものはピンク色に戻せないので、撮った写真を確認しながら、何段階か露出補正を変えて撮っておくと、家に帰ってから「あぁーっ(汗)」ってならなくて良いですね笑


使えるHDR機能

スマホ内蔵カメラや、近年では一眼カメラでも「HDR」という機能が付いている事が多いです。

これは「ハイ ダイナミック レンジ」の略で、簡単に言えば、「暗い部分は黒潰れしないように、明るい部分は白飛びしないように」録画する機能です。

人間の目は、実は、暗い部分を明るく、明るい部分を暗く視認した像を、脳ミソで合成して知覚しているのです。ですので、普通のカメラで撮った画像は、自分で見た目のようには写らないものです。

このHDRという機能は、それを人間の見た目に「近い感覚」に調節してくれる機能、と理解すると良いでしょう。

写真は、光が当たって明るいサクラと、日陰になって少し暗い桜と、木陰の遊歩道、という、ひとつの画面内での明るさの違いがとても大きな例です。

このような場合には、サクラが白飛びしないで、遊歩道も真っ暗にならないように、HDR機能を使うと良いでしょう。

なお、鉄道写真だったり、石仏のような陰影を強調して表現したい写真だったりする場合は、HDRをオンにすると、全体にメリハリのない感じになり、使わない方が良いシーンもあります。場面、場面でうまく使い分けましょう。


2022.04.03